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しおかぜは、かつて日本国有鉄道(後に四国旅客鉄道(JR四国))に所属し、宇高航路に使用されていた高速艇である。 宇野駅(岡山県)と高松駅(香川県)の間の瀬戸内海(宇高航路)を所要27分で結んでいた。急行扱いであり、運賃に加えて連絡船急行券(便指定、座席は自由席)が必要であった。 == 概略 == 宇高航路の急行便としては、もともとホーバークラフトの「とびうお」が就航していたが、5月連休・夏期・年末年始などの利用客増加により、また、ホーバーの定期検査(ドッグ入り)による休航時も考えて、予備の速い船が必要となった。先代のホーバー「かもめ」が保守基地に残されてはいたが、船体故障が生じていた。 そこで、1985年(昭和60年)12月28日から1986年(昭和61年)1月7日の間に高速艇「ひかり2号」(四国フェリーからの借り受け)が臨時便で運航される。これが好評となり、高速艇「プリンセスオリーブ」(両備運輸からの借り受け、1986年3月1日 - 14日、7月1日 - 7日)が運航、さらに共同汽船から高速艇をリースし、「しおかぜ」と命名される。1986年7月8日より臨時便で就航し、同年の秋以降も継続的に運航された。宇高航路のホーバーが、乗降の際に、陸上でなく浮桟橋を使っていたので、高速艇も同じ乗り場から発着していた。 1988年(昭和63年)4月9日、翌日からの瀬戸大橋線開業に伴い、列車で本州・四国間を行き来出来るようになったため、連絡船「讃岐丸」、「伊予丸」、「土佐丸」、「阿波丸」と、ホーバー「とびうお」は廃止される。JR宇高航路は高速艇のみで存続し、「しおかぜ」は通常便に格上げされ、急行料金も値下げされた。しかし、瀬戸大橋線の利便性の良さから、高速艇の乗客は極端に減っていき、便によっては乗客なしのこともあったという。 1990年(平成2年)3月31日の運航を最後に、JR四国は高速艇の運航を休止し、1991年(平成3年)3月16日宇高航路自体を正式に廃止。これにより明治時代の開業以来、鉄道省・国鉄・JRと引き継がれてきた宇高連絡航路は90年の歴史に幕を下ろした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「しおかぜ (宇高連絡船)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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